Thursday, January 6, 2011

清 真美 (Mami kiyoshi) - « New Reading Portraits / 新釈肖像写真 » -




清真美 (Mami kiyoshi)
東京都在住。
写真家。

1997年に武蔵野美術大学映像学科を卒業。
卒業後はコマーシャルフォトスタジオ「スタジオアール」で働き、その後独立。
現在はフリーランスの写真家として活動。
« Tropical Family / 熱帯家族 » シリーズ、« New Reading Portraits / 新釈肖像写真 » シリーズを制作。

清真美に作品使用についての問い合わせをしようと思い立つ前のことになるが、ガブリエル・ジョーンズ (Gabriel Jones) という写真家のエントリを立てたことがあり、その情報をまとめているときに、"environmental portrait" と呼ばれる肖像写真のスタイルについて知った。
簡単に説明すると、"environmental portrait" とは、スタジオや予め準備された場所で撮影した肖像写真と違って、被写体をその生活環境の中で撮影した肖像写真のことである。
パッと思いつくところでは、都築響一の 『TOKYO STYLE』 や 『賃貸宇宙UNIVERSE forRENT』 なども "environmental portrait"ということになるだろう。
清真美の作品を見た時に思い出したのがその "environmental portrait" で、メールでの問い合わせ時にあなたの撮影している肖像写真はそれに当たるのでしょうか?といった内容の質問をしてみたところ、自分の撮影している肖像写真は正しくそれですというお返事を頂いた。

また、作品の使用についても快く許可して頂き、« New Reading Portraits / 新釈肖像写真 » シリーズの使用に当たっては、被写体の方々にも許可を取って頂いた。

更に、各写真についての説明もお寄せ頂いたので、引用してみたい。
1枚目は、
昭和三十年代的な雰囲気にコーディネートされたレトロな部屋には着物の帯 (かな?) が並べられ、団扇を持った女性が椅子に座って澄ました表情をしているポートレート。
舞台等でご活躍の女優さん。一緒に住んでいた祖母が亡くなり、家をリフォームすることになったので、その前に思い出の品とともに撮影したいというご依頼でした。
並んでいるのは、和裁をしていた祖母の作った着物です。
2枚目は、
何枚もの絵が立てかけてある部屋で、椅子に座った女性が子供を抱いているポートレート。
油絵学科出身の幼なじみ。現在は3人の子供の母になっています。
3枚目は、
民族楽器っぽい魚型の鉄琴を腕に抱えた女性のポートレート。
彫金作家さんで、鳥籠以外は、鉄琴も含めてすべて彼女の作品です。自宅のベッドルームで撮影しました。
こうしてみると、清真美の撮影した写真がエンバイアメンタル・ポートレート (環境ポートレート) そのものであることがよく分かる。

Mami KIYOSHI Freelance Photographer

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